どうも、ぷらてんです。
このアイキャッチ画像は、私が妻と付き合いはじめて3ヶ月目に行った、バリのアヤナリゾートで撮影した写真です。
このとき、生まれてはじめてリゾートホテルに宿泊しましたが、本当にゆっくりとした素敵な時間をすごすことができました。
今でも一生の思い出です。
さて、今回はこのリゾートホテルと子育ての関係について紹介したいと思います。
現在、小さなお子さんの子育てで悩みやストレスを抱えているパパさん、ママさんは私の周りにも実に多くいます。
ショッピングセンターやスーパーに行くと、「早くしなさい!」「何をしているの!」という怒鳴り声が必ずといって良いほど聞こえてきて、「あぁ、ストレスたまってるな」と感じています。
私自身、3歳の娘を育てていますが、そういったストレスを抱えているパパさん、ママさんを冷静に客観視することができているのは、子育てにまったくと言えるほどストレスを感じていないからです。
それは、私自身がプラス思考なことも大きいですが、ある一冊の本の教えが、子育てのベースにあることが最も大きいです。
この本との出会いのおかげで、娘にも本当に優しく接することができているので、感謝の気持ちでいっぱいです。
今回は、この本で最も感銘を受けた考え方を紹介したいと思います。
この考え方を共有することで、ひとりでも多くの、子育てに悩みを抱えているパパさんママさんのストレスを和らげたいと考えています。何よりお子さんのためにも。
そして、これから出産を予定している方たちに、より一層、お子さんの誕生を心待ちにしてもらいたいと願っています。
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子どもは「離島のような時間」をくれる
『最高の子育てベスト55』
私の子どもとの接し方のベースをつくってくれたのは、この一冊です。
この本は、タイトルのとおり最高の子育て方法を科学的な知見から55の項目に分けて紹介しています。
そして、最も感銘を受けた考え方が紹介されている部分は、最後の55項目の次の文でした。
子どもは「離島のような時間」をくれる
離島で過ごす休日の初日、歩くペースが速すぎる自分に気づいた経験はないですか?
少し時間が経てば、リラックスして新しい環境のペースになじむことができます。
その場にそぐわないデジタル機器はしまいこむ。通りすがりの人にほほえみかけるようになるのは、相手もそうしてくれるから。話し方がゆっくりになり、1日を流れにまかせて過ごすようになります。
幼い子どもは、人をスローダウンさせます。
(中略)
世界を心から楽しむ娘の気持ちは、こちらにも伝染します。
子育てを産前のあわただしいスピードに押し込めようとすると、娘は不機嫌になり、私はピリピリすることでしょう。
子どものペースを受け入れるほうが、一緒にいる時間が楽しくなります。
出典元:最高の子育てベスト55
子育てがストレスフリーになる、たった一つの考え方は、まさにこの部分です。
妻は普段本を読まないのですが、育児に疲れが見えはじめたころ、「この部分だけで良いから読んでみて」と本を渡したら、ボロボロと涙を流して読んでいました。
(本当にこの部分しか読みませんでしたが…。)
私は「離島」の部分を「海外のリゾートホテル」に置きかえて考えています。
そこは、人それぞれイメージしやすいものに変換しても良いと思います。
それでは、詳しく説明したいと思います。
子どもは「楽しみ」をみつける天才
私は、アヤナリゾートの他に、新婚旅行でもハワイのリゾートホテルに泊まりましたが、どちらも本当にゆっくりと時が流れていました。
時間も気にせず、周りの景色や草花に目をとめては感動し、スマホに手を伸ばすこともなくのんびりと歩きながら、妻との素敵な時間を過ごしました。
なぜ海外のリゾートホテルに行くと、このようにゆっくりとした時間を過ごすことができるのかというと、それは豪華なホテルや日本とは違う雰囲気を楽しもうという姿勢が私にあるからです。
また、海外だと完全に仕事やプライベートをシャットアウトできるため、そういった姿勢になりやすいのです。
もしこれが日本のビジネスホテルに泊まっていた場合だったとしたら、そこに珍しい草花が植えられていたとしても、目をとめて感動することは少ないでしょう。
それは、私にビジネスホテルを楽しもうという姿勢がないからです。
仕事で利用するようなホテルなので、そういうスイッチも入りにくいでしょう。
一方で、子どもは「楽しみ」をみつける天才です。
私たちにとってありふれた日常でも、小さな子どもにとっては感動の連続です。
足をとめて確認したいほど、周りは興味にあふれているのです。
それを、私たち目線で考えてしまうから、「早くしなさい!」「何をしているの!」という言葉が出てきます。
もし海外のリゾートホテルに滞在していて、自分はゆっくりしていたいのにパートナーにこのような言葉でせかされたら、当然おもしろくないですし、一気に喧騒の世界に引き戻されますよね。
それと同じことを、子どもにしていませんか?
子どもの見る世界
本当に子どもに見えている世界は、私たちが見ている世界とはまったくの別物です。
この視点に気づけるか気づけないかが、大きな違いになります。
こちらの海外の動画は、そのことをとても分かりやすく表現しています。
「A Normal Day(普通の日)」というタイトルのこの動画は、 ママにとってはいつもと変わらない小さな子どもとの慌ただしい日が、実は子どもにとっては特別な日に映っていた、という内容の動画です。
残念ながら日本語字幕はありませんが、だいたい次のような内容です。
仕事から帰ってきたパパが、ママとお姉ちゃんにそれぞれ「今日はどんな1日だった?」と同じ質問をすると、まったく違う答えが返ってきます。
ママ:いつものようにお姉ちゃんは妹を泣かせていたわ。
姉:妹がすごく可愛いの!
ママ:いつものようにスーパーでは子どもたちが商品を散らかしていたわ。
姉:お買い物もとっても楽しかったわ!
ママ:お姉ちゃんがケーキをひっくり返して大変だったわ。
姉:ケーキは落としちゃったけど、それを拾ってママと食べたのが最高だったわ!
ママ:でもこんなのはいつも通り、普通の1日だったわ。
姉:今日は最高の1日ね!
この動画も、妻に見せたら号泣していました。
娘と一緒に散歩していると、「鳥さんおはよう!」とか、「お花のニオイかいでくる!」とか、私が目にもとめないようなものに反応しては、からだ全身で楽しんでいるのを感じます。
この感性は、本当に素直で素敵でうらやましいです。
子どもにとっては、毎日が最高の1日に映っているだと、娘を見ているとつくづく思います。
心にゆとりを
子育てに疲れ、悩み、ストレスを感じているパパさん、ママさんには、ぜひこの子どもたちが見ている世界を一緒に感じてほしいと思います。
スマホやTVを遠ざけ、子どもが足を止めたら大人も一緒に足を止め、子どもが発見し、興味を持ったものを一緒に見てあげてください。
そこには、まるで海外のリゾートホテルに来たような、とてもゆっくりとした時間が流れる素敵な世界が広がっていることに気づくはずです。
大人も一緒になって楽しんでいるので、「早くしなさい!」「何をしているの!」なんて言葉は出てきません。
子どもに目線をあわせることで、心にゆとりが生まれます。
「ゆっくりしている時間なんてないよ」と思われるかもしれませんが、そういう場合、そもそも時間の設定が大人基準のことが多いです。
スーパーマーケットでの買い物も、自分ひとりなら20分で済ませられるものも、子どもと一緒であれば40分はかかるかもしれません。
それなら、最初から40分確保してその前後のスケジュールを組みましょう。
せっかく海外のリゾートホテルに滞在しているのに、スケジュールをキツキツに入れて、ろくにホテルを楽しめないようでは、とてももったいないです。
子どもにとってのスーパーマーケットは、刺激の宝庫です。
リアルお買い物ごっこができる貴重な体験の場なのです。
私たち家族の場合、子どもがカゴを持ちたいと言えば持たせ、商品を入れたがれば入れさせます。
入れる商品もたいていお菓子なので、他のお客さんの迷惑にはなりません。
私の買い物が終われば、「はい、お買い物ごっこ終了ね」と言って商品を戻しても、まったく怒りません。
これを、時間がないからと頭ごなしに「ダメ」と言うから反発するのです。
やらせてあげれば、子どもの欲求は満たされ、素直に応じてくれるものです。
子どもとの時間をつくる
それでもスーパーで20分かかるものが40分かかっていたら、当然そのしわ寄せがどこかに来ます。時間は有限ですので。
そのためにも、子どもが産まれたら、ライフサイクルを今一度見直してみましょう。
紹介した本にも、こういった文がありました。
子どもが小さいうちは(できるだけ)仕事を減らす
出典元:最高の子育てベスト55
私は、子どもとの時間を作るため、子どもが産まれた年に、小学生から続けていたスポーツを引退しました。
仕事は残業をせず、定時に帰るようになりました。
飲み会にもほとんど行かなくなりました。
TVもほとんど見なくなりました。
つまり自分にかけていた時間を削って、娘との時間にあてるようにしたのです。
いずれ娘に手がかからなくなったら、また自分の時間を取り戻せば良いと考えています。
それが自己犠牲だとはまったく感じていません。
なぜなら、娘との時間が最高に楽しく幸せで、「小さい時だけ」と思うと、とてもかけがえのない贅沢な時間だと感じているからです。
まとめ
いかがだったでしょうか。
こちらの記事でも紹介していますが、やはり大事なのはプラス思考であることです。
子育ての場合、プラス思考だけではなく、時間をつくる努力も必要です。
ただし、そこで得られる時間は、とても幸せな時間であるはずです。
独身のうちは、自分に時間もお金もかけられますが、子どもがいればそうもいきません。
しかし、それは決してマイナスに捉えることではありません。
なぜなら、子どもは毎日リゾートホテルにいる時間を私たちにプレゼントしてくれるのですから。
『最高の子育てベスト55』では、他にも子育てに役立つ情報がたくさん掲載されています。
ぜひ一度手にとって読んでみてください。
ちなみに現在3歳の娘も、この本の教えの影響を受けて育っています。
そのお陰かどうかは分かりませんが、とても賢くお利口さんに育っているので、そういった意味でも、自信をもってオススメできる一冊となります。
今日も世界中で幸せな出来事が起きますように。
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